都会のオアシス等々力渓谷


等々力渓谷の特徴とは?

都会というと、コンクリートジャングルに囲まれた世界というイメージを持っているかもしれません。
しかし、くまなく見てみると、都内にも自然がまだ残っているところもたくさんあります。
今回紹介する世田谷の等々力渓谷もその中の一つで、等々力駅から歩いて3分くらいにある東京23区では唯一の渓谷です。

実際に行ってみると、本当にここが東京なのかわからなくなってしまうでしょう。
川と緑に囲まれて、静寂な時間が流れています。
非日常的な空間に身を置くと、都会の喧騒を忘れられるでしょう。
東京でもここ数年、夏場になると猛暑日を記録するくらい厳しい暑さに見舞われます。
しかし等々力渓谷に来れば、夏でも涼しい風が流れていて快適です。

等々力渓谷の見どころ

等々力渓谷は自然豊かな場所なのですが、場所によって様々な表情を見せてくれるのが魅力です。
自然がそのままの地域もあれば、日本庭園が広がっているところもありますし、お茶屋もあり休憩スポットとして活用できるでしょう。

まず訪れてほしいのは等々力不動尊で、こちらは紅葉の名所として人気です。
11月下旬ごろになると紅葉やイチョウ、ケヤキなどがちょうど色づくシーズンなので立ち寄るのにおすすめです。
一方、春になると桜の名所という表情も見せます。
春先にバイクで訪れて、こちらで花見を楽しむのもいいかもしれません。
等々力不動尊は厄除けや合格祈願、学業成就、縁結び、安産祈願、交通安全といろいろなご利益があるのでぜひ参拝しておきましょう。

不動の瀧も、等々力渓谷に行った際に訪れてほしい見所です。
この瀧は湧き水で作られているのですが、800年以上前から湧いているそうで過去には滝行をするために各地から人々がやってきました。
神聖なスポットであり、都内にあるパワースポットとしても人気です。
瀧の音がとどろくことから、「等々力」という地名が付いたとも言われています。

等々力渓谷のおすすめルートについて

等々力渓谷には遊歩道があるので、こちらを使って移動するといいでしょう。
遊歩道を散歩するだけでも自然を堪能できます。
矢沢川沿いに遊歩道があり、マイナスイオンをたっぷりと浴びることができてリラクゼーション効果により気分もリフレッシュできるでしょう。
等々力渓谷の遊歩道の途中には等々力渓谷3号横穴がありますが、こちらは古墳時代末期から奈良時代にかけて作られた横穴墓とみられています。

次に稚児大師堂が見えてきます。
学業成就のご利益があり、幼いときの弘法大師が祭られているのですが、お子さんでも拝みやすいように低い位置に安置されているのが魅力です。
等々力不動尊を抜けると雪月花というお茶屋がありますので、こちらで一休みしてバイクに戻るといいでしょう。