バイクの盗難防止にはグッズ選びが大切
バイクは常に盗難の危機にあると言ってもいいほど被害件数が多く報告されています。
バイク本体には最初からキーロックシステムがついていますが、それだけではバイクを盗難から守ることはできません。
愛車を犯罪から守るためには複数のロックを使用することが望ましく、絶対に守るのだという意志を持って対策をしていくことが求められます。
バイクようの防犯用品は大変多く販売をされており、上手に使えばかなり効果があるので自分の駐輪環境に合わせて使い分けていくとよいでしょう。
中でも代表的なバイクの防犯用品として挙げられるのが「チェーンロック」「ヘルメットロック」「U字ロック」「ディスクロック」「イモビアラーム」の5つです。
これらはいずれも大変優秀なバイク用防犯用品ですが、それをつけてさえいれば絶対に盗まれないというわけではありません。
バイクの防犯の基本はまず「そこにバイクがあると周囲からわからないようにすること」と「このバイクは盗みにくそうだと思わせること」の二点です。
人気のモデルが狙われやすいということは確かですが、それ以上に盗難をしようとするグループはより盗みやすいと感じるバイクを優先して狙うので、まずは周囲から「盗みやすい」という印象を持たれないようにすることが一番の対策です。
バイクをロックするためのグッズ
バイクの防犯用に自転車でもよく使用されているチェーンをビニールで覆ったタイプのチェーンを使用している人を見かけます。
ですが数百円程度で購入できる防犯チェーンは見た目こそ丈夫そうに見えても非常にもろく、ホームセンターなどで販売されているニッパーを使用すれば一瞬で切断することが可能です。
ですのでバイク用の「チェーンロック」として販売をされている丈夫な製品を使用することが望ましくなります。
バイク用「チェーンロック」や「ワイヤーロック」は簡単に切断できない丈夫なタイプが多く中でもチェーンというより鉄材をそのまま円形にしたようなグッズは大変な防御効果があります。
チェーンロックと合わせて所持しておきたいのが「ヘルメットロック」という本体にヘルメットを固定することができるタイプです。
バイクから降車するときにはヘルメットをミラーなどに引っ掛けておきますが、そのままではヘルメットだけを盗まれてしまうという被害がよく起こります。
人が使用したヘルメットをそのまま盗むということはあまりないように感じますが、靴やグローブでも高級品は間違いなくターゲットになるので油断は大敵です。
チェーンロックよりもさらに強固なロックとして「U字ロック」があります。
「U字ロック」は南京錠に似た形をしたロックで、チェーンと異なり固定された鉄パイプを使用しているので切断をするのは難しくなります。
高級ワイヤーロックよりもU字ロックの方が全体的な価格が安いのでそのあたりも魅力です。
アラーム機能がついてさらに安全
バイクの防犯グッズとしてかなり高い効果があるのが、ロックを外されそうになったときに大きな音でアラームが鳴るタイプです。
「ディスクロック」や「イモビアラーム」と言われるもので、これらはロック機能に加えてイタズラなどを受けたときに周囲に知らせるアラーム機能が搭載されています。
「ディスクロック」はバイクのタイヤ部分ではなくディスク部分に挟み込むようにしてつけるもので、動かしたり外したりしようとすると音が鳴るしくみとなっています。
「イモビアラーム」はロック機能はないものの本体に振動などが加わると大きなアラーム音が鳴るようになっている製品です。
高級なものになると不正な方法でエンジンを起動させようとするとアラームが鳴ったり起動そのものができなくなったりというものもあるので、かなり高度な防犯性能を期待できます。