免許をとったばかりの初心者ライダーのためのバイク選び
免許を取得するために長い教習を受けてようやく自動二輪免許を手に入れたら、次は自分の乗りたいバイクを探すことになります。
初心者ライダーにとってまず大きな悩みとなるのは「新車にするか中古車にするか?」という問題です。
新車は部品の全てがまっさらで輝いており、自分のものとして所有しているだけでもかなり満足感が高いものですよね。
それに新車はバイクを構成するほとんどの部分にある消耗品も全て新品として納車されるので交換までの時間が長く、最初からあちこちのメンテナンスをする手間がかかりません。
何よりもデザインやタイプ、メーカー、仕様まで全て自分で選んで注文をすることができるというのは大きな魅力です。
しかしその一方で新車はかなり本体購入価格が高く、もし転倒などをしてしまった場合にキズが目立ってしまうというところがデメリットになってきます。
免許を取得したばかりの初心者ライダーはほとんどの人が最初に立ちゴケや接触などを経験するため、せっかく購入したばかりの新車バイクがものの数ヶ月で傷だらけになってしまったなんていうこともあります。
そうなるとバイクのキズ以上に自分の心の傷の方が大きくなるため、場合によってはバイクに乗るということを楽しいと感じられなくなってしまう可能性もあります。
中古車ならではのメリットもあります
中古バイクの場合、何より購入価格が新品よりもかなり安いというところが魅力になります。
また現在では既にメーカーが絶版扱いしているバイクも多数あるので、古くてもよいモデルに乗りたいという人は中古の方が優先的になってきます。
国内メーカーのバイクなら本体そのものは絶版となっていてもパーツは新しいもので代替することができるのがほとんどなので、中古だからといってメンテナンスで不利になるということもありません。
ものにもよりますが中古バイクの中にもかなり状態がよく見た目がキレイなモデルが多くありますので、それほど中古だからという引け目を感じることもないでしょう。
将来的には自分が完全に気に入った新車を選びたいという人であっても、まずは運転に慣れるために安い価格で購入できる中古車を購入するという選択もあります。
実際現在バイクに乗っているライダーさんたちのほとんどは最初の1台めには新車ではなく中古車を選んでいるはずです。
購入するときにはしっかりお店を選びましょう
中古バイクを購入するといっても、ただ価格やモデルだけで選んではいけません。
現在ではネットを使った個人間の取引も活発に行われているので、お店を通さずにマージンなしでかなり安く購入できる中古バイクも多くあります。
ですがそうした個人間の中古バイクの場合には乗り始めてすぐに故障や不具合があっても直してくれるという補償はなく、全て自分で責任をもって修理しなくてはいけません。
中古バイクは仮に同じ年式同じモデルであっても、以前の持ち主がどのように乗ってきたかということで状態が大きく変わってきます。
初心者が最初の一台として選ぶ中古バイクにするなら、いきなり危険度の高い個人売買はやめてしっかり整備をしてから納車をしてくれるお店に依頼をするのがよい方法と言えます。