バイクを触ってみることも大事


実物のバイクに触ってみることが大事

これからバイクを購入しようと思っているのであれば、バイクショップに足を運んでみるのがおすすめです。
最近ではインターネットでバイクに関するいろいろな情報が手に入りますので、ほしいバイクをある程度絞り込むことができるでしょう。
ただし最終的にどのバイクを購入するかは、バイクショップで実物を見て確認してください。
ただ見るのではなく、実際に触ってみることが大事です。

「購入するか迷っている状況でショップに行って、実物を触ってもいいものか?」と思う人もいるでしょう。
しかし、まだ迷っているなら、むしろ実際にショップに足を運んでみたほうがいいです。
店にはスタッフがいて、質問したり相談したりできるからです。

バイクに関して精通しているスタッフのアドバイスは、大変参考になるはずです。
スタッフにいろいろと相談して、購入するかどうかはそのあとの段階ですので、その日は買わずにそのまま店を後にしても問題ありません。
あからさまな冷やかしでなければ、店員も特に気にせず接客してくれます。

触ってどこを確認すればいい?

では、具体的にどこを触って、何を確認すればいいのでしょうか?
いくつか実際に触ってチェックしてほしいポイントがありますが、まずはフォークインナーです。
フロントフォークの動きに直接影響を与えるパーツですので、メッキの上に錆や縦筋ができていないか、目だけでなく指で触って確認しましょう。
もしここが劣化している場合、交換や再メッキで余計な費用がかかってしまいます。

カウルやサイドカバーなどを指でなぞってみるのもおすすめです。
目で見て気が付かなかった小さなへこみや塗装のハゲが、指で触ると凹凸で気が付くこともあるわけです。
塗装が剥げている場合、鉄部品だとそのまま放置するとサビの原因となるので念入りにチェックしてください。

また、分割カウルの継ぎ目を指で触れてみるのもおすすめのチェック方法です。
もしこの継ぎ目にムラがある場合、過去に転倒事故を経験しているバイクかもしれないからです。
転倒の衝撃で、カウルステーやカウルそのものが歪んだために、隙間が一定でなくなっているわけです。

できることなら、エンジンをかけてバイクの状態を確認しましょう。
きちんとしたバイクショップであれば、エンジンをかけさせてもらえるはずです。
マフラーをチェックして排気の状態を、そして4スト車であれば、黒鉛や白煙の有無を確認してください。

バイクの中には2本以上マフラーを取り付けている車種もあるでしょう。
その場合、マフラーすべての出口に手をかざしてみてください。
排圧が同一でなければ、気筒によるばらつきが発生している可能性もあるからです。
このように目で見るだけでなく、指を使って実際に触ることでバイクのコンディションをより深く把握できるわけです。