何でも来たくなる「東京タワー」


東京有数の観光地を周るツーリング

東京タワーは今でこそ東京スカイツリーにその地位を譲ってしまいましたが、過去長い間にわたって東京を代表する観光名所として存在してきました。

東京タワー観光というとまるでお上りさん団体の定番のようですが、意外に生まれも育ちも東京という人ほど実際に東京タワーに入ったことがないというようなこともよくあります。

そこでバイクで手軽に回るプチツーリングとしては、いっそのことはとバス観光ツアーを真似た東京観光ルートにしてみるのがおすすめです。

東京半日ツアーのコースとして定番になっているのが、新宿から皇居に向かいそこから浅草から上野、銀座と回って国会と霞ヶ関を抜けてから東京タワーに登るというものです。

これならはずれなしで東京都の有名スポットをくまなく回ることができます。

特に浅草近辺から東京タワーに向かうというルートは大人気のようで、東京の人気スポットで買い物や散策を楽しんでいくことができます。

ふらりと東京タワーを訪れる時の注意

東京タワーははとバスツアーの他にも全国や全世界からたくさんの人が年間を通じて訪れます。

そのためバイクで訪れた場合の交通整理もかなりしっかりしており、近くに行くだけで係員の人にどのあたりなら駐車することができるかを教えてもらうことができます。

駐車場は一箇所ではなく隣接する複数の小さな場所から空きを探していくことになります。

車の場合はちょっとその狭さに苦労をすることもありますが、バイクならばそれほど苦労なく開いている場所を見つけることができます。

路駐も無理やりやろうとすればできるかもしれませんが、同じように考えるライダーを取り締まるため周辺には相当な頻度で白バイや駐車違反の取り締まりが回ってくるので、できるだけバイク用の有料駐車場をきちんと利用するようにしましょう。

東京タワーの魅力を考える

東京スカイツリーができてからというもの、東京タワーは二番手という印象がついてしまいました。

ですが何度も東京タワーに行ったことがある人に言わせると、東京タワーにはスカイツリーにはない独特の魅力があるといいます。

東京タワー独自の魅力としてまず挙げられるのが333mという高さです。

スカイツリーはそのほぼ倍くらいの高さ(展望台は450m地点)になっていますが、それだけ高い展望台からでは地上を見下ろしても霞んだようにしか見えなくなります。

ところが333mのスカイツリーは展望台は250mの位置にありますので、見下ろした時に東京という街の輪郭をある程度はっきりとみることができます。

また昭和期に作られた東京タワーでは、内部にあるおみやげ屋さんもどこか古臭い雰囲気が残されており、どことなく親しみのあるおみやげもそこで見かけることができます。

毎日の仕事に疲れたときには、そんな昔のまま時間が止まっている東京タワーという空間が心地よく感じることもあるかもしれません。