ユネスコ無形文化遺産の和紙の里
埼玉県の秩父地域は今も林道があちこちに残る自然あふれる場所になっています。
東秩父村は埼玉県の西側に位置する小川町に隣接する場所にあり、その周辺を山々に囲まれた地域です。
南側には堂平山と笠山があり、東側には官ノ倉山、西には大霞山、北には釜伏山といったようにどの方向を見てもかならず山が目に入ってくるという文字通り自然に囲まれた環境にあります。
東秩父村とその隣の小川町といえば、平成26年11月27日から特産品である細川紙がユネスコ無形文化遺産保護条約による代表一覧表に記載されることが決まっており、日本の伝統技術の和紙作りをそのままの形で残す貴重な場所です。
そのため村の中には和紙に関する博物館や体験施設もあり、初めて訪れるならそうした貴重な歴史遺産を観光するのがおすすめです。
東秩父村の中にある観光施設としては「白石キャンプ村」が代表的です。
白石キャンプ村ではバンガローやテントなど施設が揃っており夏場は涼しく過ごしやすいことからシーズン中にはたくさんの人が訪れます。
バイクでのツーリングのときには日帰りもいいですが、アウトドアを満喫するためにこのキャンプ場を利用するのもいいでしょう。
トレッキングルートにもおすすめ
東秩父村から見える山々は、日本百名山にも数えられる大変美しい景色が特徴の場所です。
特に村南部にある大霧山(おおぎりやま)、笠山(かさやま)、官ノ倉山(かんのくらやま)はちょうど村の南側を取り囲むように位置していて、三山をそのまま渡り歩くトレッキングルートも山好きな人からはよく利用されています。
ですのでもし山が好きという人ならバイクで現地に行きそこから本格的な登山をしてみるというのもよい方法になります。
またそれほど登山に慣れていないという人でも大霧山、笠山、官ノ倉山いずれも決して高い標高の山ではないのでゆっくり体を慣らしながら登るハイキングとしても楽しめます。
3つあるうちのどの山がいいかということでいえば、より初心者に優しいのは大霧山です。
林道ツーリングならオフロードバイク
東秩父は夏のシーズンを中心にたくさんのライダーたちが訪れますが、そのほとんどが本格的なオフロード仕様をしています。
というのも一般公道からちょっと山に入ると突然林道になってしまっているところもあり、走行をするときには舗装道路以外の走行にも使えるタイプのバイクが最適だからです。
未舗装道路というところまでいかなくても公道のようにきちんと平たく整備された道路ではない、段差や路肩が不安定な道路も多くあるので走行時には注意をして走行しましょう。
もっともすべてのライダーが必ずオフロードに乗っているわけでなく、中にはバランスのとりにくいスクータータイプのバイクも散見されるので必ずそうしなくてはいけないということもありません。