乗り心地を左右するバイクの重量


バイク選びは重量も大切なポイントとなる

バイクを選ぶ際、デザインやエンジン性能に目が行きがちです。
しかし、バイクの重量は乗り心地や加速に影響をしてきます。
そのため自分が走りやすいバイクを選ぶためには車体の重量も確認することが必要です。

そこで、ここではバイクの重量と乗り心地、適切な重量を選ぶためのコツを紹介していきます。
ぜひ自分が走りやすいと感じられる重量のバイクを見つけましょう。

重量によってバイクの乗り心地や加速力はどのくらい違うのか

バイクの重量は見た目だけでなくバイクのカタログに書かれているスペックの確認が必要です。
基本情報として書かれている重量委はバイクの装備重量や乾燥重量と呼ばれる2つが書かれており、どちらも車体の重量を示しています。

乾燥重量はガソリンやオイルが含まれていない重量です。
それに対して装備重量はガソリンやオイルといったものも含まれるので、実際にバイクに乗る際の重量は装備重量になります。

バイクは重量が軽いほど加速の負担が少ないとされており、ハンドリングもしやすく小回りが良いです。
排気量が同じであれば重量が軽いほど加速の負担は大きくなっても走行している際の安定性は高まります。
そのため走行時の風の影響を軽減しやすいのは軽いものと言えます。

バイクの重量が違うと車体の大きさが違ってくるものであり、重たくなるほど大きいです。
廃棄量やパーツによっても違ってくるものの、重量があると車体が大きくなるのでコーナリングの際には遠心力を受けるようになります。
遠心力を受けると旋回速度がひくくなるのでコーナリングは少しコツが必要です。

ただ、重量が重たいとコーナリングで旋回速度を維持しやすくなるのでインコースでスピード感を感じるコーナリングは楽しみやすいです。
外からのインコースへのコーナリングでは直線的に進むようにするとうまく回れます。

重量によるブレーキングの違い

バイクが重たくなると車体の排気量が違ってくるので乗り心地やコーナリング以外にもブレーキングが違ってくるようになります。
ブレーキングでは制動距離を確認することが必要です。

制動距離というのはブレーキをかけてから完全に止まるまでの距離のことでバイクの重量が重たくなるほど長くなるとされています。
ただ、最近のバイクは重量が重たくても制動距離を縮めるためのアシスト機能がついているものも多いです。
そのため重量が重いとブレーキング機能が弱い、なかなか止まれない、というわけではありません。

バイクを選ぶ際には見た目のデザインやあこがれの車種に乗ることも大切ですが、しっかりと運転ができるバイクを選ぶことも大切です。
うまく乗りこなせるようにするためには自分に合った重量のバイクを選ぶようにしましょう。