同乗者への配慮
バイクの免許を取得して1年経過すると、一般の道路で2人での走行が許されるようになります。
更には免許を取得して3年が経過すると、高速道路での2人での走行が許されるようになります。
バイクを2人で走行する際には、ライダーは同乗者の状態を考えての走行が必要になってきます。
同時に同乗者の方もライダーが運転を行いやすい姿勢をとることが必要になります。
スピードが上がると、同乗者にかかる圧力は自然と大きくなりますので、ライダーは同乗者に不安を与えないようにしなくてはなりません。
同乗者の方は適正な姿勢をとることに、できる限り圧力を小さくするといいでしょう。
ライダーが行うべきこと
加速度の変化はライダーと同様に同乗者に慣性力をいう力を与えてしまいます。
ライダーは自分が加速をしていることをしっているので、慣性力を予期することができますが、同乗者はそれをすることが出来ませんので、2人でバイクに乗っているときには急な加速や急ブレーキを避けるようにしましょう。
また、カーブなどで急にスピードを落としてしまうのも同様の理由で同乗者に大きな不安を与えかねませんので、避けるようにしましょう。
同乗者がいるときはいつも以上にゆとりを持った運転を心がけて、大きなスピードの変化が起きないような配慮をいつも考えておくことが求められます。
同乗者が行うべきこと
同乗者は不安を自分の方でも避けるために、常にライダーと同じ進行方向を見ていることが不安解消の近道になります。
また、自分自身を慣性力へのクッションにするために、体の力を抜いて乗車するのはお勧めといえます。
また、ライダーの腰のところに手をまわして、バイクから振り落とされることがないように気を付けてバイクに乗るのも良い方法になります。
つまり、同乗者はバイクのライダーとの一体感を持つようにすれば、不安を最小にすることができます。
そのような一体感を同乗者が持っていることは、ライダーの方でも運転中に心の余裕を感じることが出来るようになります。
バイクの乗り降り
ライダーの方はバイクの乗り降りの際に同乗者がスムーズにそれを行えるような配慮もお勧めになります。
バイクを降りる際には、周囲の車の通行の確認も必須ですが、同乗者はそこまで余裕がない場合も多いので、ライダーの方で配慮してあげるといいでしょう。
意思疎通
適宜ライダーは同乗者との意思疎通を図ることも良い方法で、例えばツーリングのプランなどさらには、急なカーブなどが道中にあるような場合はあらかじめ同乗者に伝えて、その際の対応の方法も伝えておくといいでしょう。
高速道路などでは、同乗者の状態をしっかりと把握して適宜休息などをとりケアをしてあげる余裕もライダーは必要といえます。